硬質ポリウレタンフォーム資料

現場発泡用HFC配合硬質ウレタンフォーム原液の安全性について

発泡用HCFC-141bは2003年末に全廃となり、代替発泡剤としてHFC-245fa、HFC-365mfcが有力視されています。しかし、HFC-365mfcは消防法上では引火点が無く非危険物となっておりますが、これを発泡剤として使用した原液は引火点を測定しますと引火点が検出される場合があります。

そのため、日本ウレタン工業協会は、原液の搬送および貯蔵並び現場施工時の安全性を確保するため、現場発泡用硬質ウレタンフォーム原液を下記のように決定しました。
「現場発泡用硬質ウレタンフォーム原液は消防法危険物第四類第3石油類、第4石油類、指定可燃物、非危険物のいずれかとする。」

なお、HFC-365mfc単体及びHFC-365mfc/227eaブレンド品を発泡剤に使用した原液は工業協会会員各社の試験で全てに引火点が検出され、消防法上の危険物等級の第四類第1石油類または第四類第2石油類に該当することが確認されました。
従いまして、現状として現場発泡用硬質ウレタンフォーム原液のHCFC141b代替発泡剤は、HFC-365mf単体及びHFC-365mfc/227eaブレンド品は使用せず、HFC-245faを主発泡剤として使用致します。

資料

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