ウレタン原料工業会(JURA) 概要
ウレタン原料工業会(Japan Urethane Raw Materials Association:JURA)は、1965年(昭和40年)8月、ポリエーテルポリオール及びイソシアネートメーカー各社がポリウレタン産業の発展の為、用途開発に或いは技術の向上に一致協力し、ポリウレタン原料工業会の健全且つ安定した産業としての発展を目的として設立されました。
現在、ウレタン原料工業会(JURA)は国内でイソシアネート及びポリオールの製造・販売を行う8社の会員会社と輸入販売を行う1社で構成されています。
会員会社は会員、準会員を含め次の通りです。
【会員】
AGC(株)、(株)ADEKA、旭化成(株)、三洋化成工業(株)、住化コベストロウレタン(株)、
第一工業製薬(株)、東ソー(株)、三井化学(株)
【準会員】
万華化学ジャパン(株)
又、1971年(昭和46年)6月にはポリウレタン製品業界である、ウレタンフォーム工業会(JUFA)と共に日本ウレタン工業協会(JUII)を設立し、原料からフォーム製品まで幅広くポリウレタン産業に関する安全、環境、技術の課題に取り組んでいます。
主な活動は次の通りです。
ウレタン原料工業会(JURA)の主な取り組み
1.環境対策小委員会
- 環境法体系に関し、関連法案の抽出,整理を含め取り纏めを実施しその運用を推進しています。
- VOCの自主規制への取り組み及び危機管理対応を進めています。
- PRTRのフォロー;JURA関連VOC物質の統計集計及年度別推定値の調査を実施。
都道府県別,年度別,会社別に 大気,水域,土壌,埋立等のデータ集計。
特異排出地域,会社を調査し、トレースを実施しています。
2.原料安全小委員会
- イソシアネート/ポリオールの環境・安全面に関して欧・米・アジアを含めた国際情報の収集及びイソシアネート協会(III)との提携を強め指針を策定。
- REACH対応として、会員会社への情報提供、勉強会の実施。
- 改正化審法対応への周知。
- GHS対応SDS(英文)作成及び見直し
3.試験規格小委員会
- ポリウレタン原料に関わるISOのJIS化を進める一方、JIS規格のISO化を含め国際会議で意見提起を行い国際規格発展に貢献しています。
4.イソシアネート工場安全・技術委員会
- イソシアネート工場/ホスゲン製造サイトの安全・安定操業を目的に、JURA会員はもとよりホスゲンを扱う企業であれば会員外企業にも参加を促し意見・情報交換を行っています。
- 海外の関連情報はIII-AP(International Isocyanate Institute-Asia Pacific)から情報提供を受け、会員に発信しています。
5.海外のポリウレタン工業会との交流 ポリウレタンに係る環境、安全、健康情報の交換を目的とした会議
- 欧・米・アジア、ポリウレタングローバルミーティング(Global PU Work Group Meeting)
会議開催 1回/年 メンバー:ISOPA/ACC(CPI)/日本/韓国/中国/インド/タイ - アジアパシフィック地区ミーティング(APAC PU Work Group Meeting) 会議開催 1回/年 メンバー:日本/韓国/中国/インド/タイ