燃焼特性
ポリウレタンフォームは難燃化できますか。
A.硬質ポリウレタンフォームは、リン酸エステル系難燃剤を増やしたり、イソシアネート指数を大きくすることで難燃化(燃え難くすること)ができますが、有機物である限り不燃化には至りません。
ポリウレタンフォームの難燃化は、火災の初期段階で火災の拡大を遅らせて.手のつけられない火災状態になる前に人が避難できる時間を増やすことを目指しています。
ポリウレタンフォームの難燃化では、以下のデータがあります。
空気中の酸素濃度が21%なので、上図の酸素指数のようにその値より大きいほど燃えにくくなります。しかし、難燃化にも限界があり、ポリウレタンフォームをさらに燃えにくくするためには、イソシアヌレート化する必要があります。(参照)
参考文献:
1) J.E.Kresta,Journal of Cellular Plastics 11(2),68-751995)
2) G.E.Hartzell,Journal of Cellular Plastics,28,330-358(1992)