粉塵爆発

ポリウレタンフォームは、粉塵爆発を引起こしますか

プラスチック類も、有機物の一種で酸化燃焼しますので、微粉末の状態で大気中に浮遊すると、粉塵爆発を引起こす事があります。 ポリウレタンフォームそのものでは粉塵爆発を引起こす可能性はありませんが、微粉末化されると、他のプラスチック同様に、粉塵爆発を引起こす可能性があります。 ポリウレタンは、他のプラスチックに比べて、最小着火エネルギーや爆発下限が特に小さい訳ではありませんので、粉塵爆発を起こしやすい訳ではありません。

ポリウレタンの粉塵は、フォームの切断・粉砕・研磨といった工程で発生する可能性があります。 又、熱可塑ウレタン(TPU)のコンパウンディング(着色剤や添加剤を混合する事)工程でも発生する可能性があります。 これらの工程では、粉塵雲を形成させない様な十分な換気対策や、着火元を遠ざける対策(例えば、静電気対策や近辺での火気使用厳禁)が求められます。 又、窒素置換や加湿も効果があります。

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