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2017年12月 8日吹付け硬質ウレタンフォーム「ノンフロン化宣言」

 ウレタンフォーム工業会(東京都港区 会長:馬場紀生)は、法律で義務付けられた達成期限2020年度(2021年3月)を前倒しし、2019年 3月を目標に、住宅分野で使用される建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームの発泡剤を全てノンフロン化することをここに宣言します。
今後はノンフロン製品をご採用頂きますよう、ご協力のほどお願い申し上げます。

<なぜ、今、宣言?>
●フロン排出抑制法の対応
 これまで多く使用されてきた発泡剤ハイドロフルオロカーボン(HFC)が、フロン排出抑制法(2015年4月施行)により規制の対象となり、環境影響度の基準値と目標年度が示されたことから、限られた期間の中で確実にHFCの使用量を削減していかなければなりません。工業会会員の吹付け硬質ウレタンフォーム原液の製造業者は、今後、住宅分野で使用されるHFCを使用した建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム原液の生産を計画的に削減してまいります。

●準建材トップランナー制度の対応
 2017年10月12日に資源エネルギー庁より示された「吹付け硬質ウレタンフォームの熱の損失の防止のための性能向上に関するガイドライン」では、「準建材トップランナー制度」として吹付け硬質ウレタンフォームの断熱性能の向上が求められ、目標年度と目標値が示されました。

●省エネ基準義務化の対応
 2015年7月に公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」【建築物省エネ法】に基づき、2017年4月1日に適合義務や届出等の規制的措置が施行されました。また、2020年に省エネ基準完全適合義務化が予定されています。省エネ基準適合断熱材はノンフロン製品に限定されます。

 この宣言を実現するために、JIS A 9526(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム)の以下の品種をご採用頂きますよう、何卒ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
木造住宅 :A種1H,A種2HまたはA種3
RC造住宅 :A種1H

問合せ先:ウレタンフォーム工業会 専務理事 大川栄二
105-0003東京都港区西新橋1-17-1八雲ビル3F
TEL:03-6402-1252 
Email:eiji.ookawa@asahi.email.ne.jp

PDFファイルをダウンロードできます。
http://www.urethane-jp.org/manual/%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E5%8C%96%E5%AE%A3%E8%A8%802017.pdf

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