硬質ポリウレタンフォームの特徴
硬質ポリウレタンフォームには自己接着性があると言いますが、何にでも接着できるのですか?
硬質ポリウレタンフォームには、他の断熱材料にはない自己接着性という優れた特長があります。これは、接着剤を使わなくとも、金属・合板・コンクリート等の対象物表面に直接発泡することにより、対象物に強く接着した断熱層をつくることが出来るということです。 この性質を利用して、スプレーによる断熱工事や、セットされた各種面材の間に発泡するだけで、複合パネル、ラミネートボードの製造ができます。なお、対象物の表面にあらかじめプライマー塗布などをしておけば、さらに強力な接着が可能です。
次の表は硬質ポリウレタンフォームの自己接着力の一例です。 硬質ポリウレタンフォームの自己接着力被着体 | 接着力(N/cm2) |
---|---|
木(合板) | 15 |
鉄板 | 20 |
亜鉛鉄板 | 20 |
アルミ板 | 15 |
FRP | 15 |
ステンレス | 10 |
コンクリート | 25 |
この数値は表面材との親和性をあらわすものです。
なお、ポリプロピレン、ポリエチレン、フッ素樹脂、シリコーン、ワックスなどとは一般の接着剤と同じように接着しません。