燃焼特性

軟質ポリウレタンフォームが燃えると、どのようなガスを発生しますか?

ポリウレタンフォームの火災も、基本的には一般の火災と変りません。発生ガスの成分は他の有機材料と同様に二酸化炭素と一酸化炭素と水蒸気が主体です。その他の微量の発生ガスは、火災の経過、即ち温度や供給空気量の燃焼条件によって、変化します。小規模実験装置で各種材料の燃焼ガスを測定した例では、次の通りですが、小規模実験のガス組成が実火災の発生ガス全体を代表することはないであろうといわれています。

文献により、測定ガス成分が異なっており、燃焼条件(空気供給の有無、温度)も異なっているが、生成物としては、二酸化炭素と 一酸化炭素が主成分で、熱分解によって可燃性ガスである炭化水素類や窒素化合物なども生成します。

表21-1 ポリウレタンフォームの燃焼生成物

表21-2 ポリウレタンフォームの燃焼生成物

表21-3.高分子材料からの燃焼生成物 (mg/g)

表21-4 高分子の燃焼生成ガス

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