試験法

日本と海外では内装材料(装飾用途)の燃焼試験法に違いはあるのですか?

日本と欧米とは想定火災の考え方が違うため、燃焼試験方法に違いがあります。従って住宅内の内装部品の燃焼試験評価方法も大いに相違します。寝具等は、国により、異なる試験方法が適用されています。

日本では 消防法の規制あるいは、日本防炎協会が定めた自主基準にもとづき小火源、小スケールテストで、住宅用内装品の防炎性能を評価しています。一方、イギリスでは、BS5852基準に従って、適用用途ごとに試験火源(7 種類の火源がある)を変えて難燃性を評価しています。又、米国には、Cal TB117、TB129、TB133、ASTM E1590、CFR1663など各種の家具向け試験基準法があります。要求される難燃性能、適用用途、試験規模ごとに使い分けられています。

図33-1 代表的な防炎品の防炎性能試験法(日本)

図33-2 BS 5852基準による着火源の種類と適用(英国)

図33-3 家具用火災テスト基準(米国)

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