火災事故例

硬質ウレタンフォームの火災事故例を紹介して下さい。

硬質ウレタンフォームの火災事故は、ウレタンフオーム施工中の火事ではなく、施工後に溶接溶断作業がおこなわれた場に発生しているのがほとんどです。止むを得ない事情で火気を扱う場合は、ウレタンフォームに火花が飛ばないように、不燃シートで覆ったり、フォームを切り取るなどの万全の防災対策を講じます。しかし.これらを怠ると火災を引き起こす原因となります。

代表的な火災事故例を以下に紹介します。

表1.最近の代表的な火災事故例
時期 場所 燃焼箇所 原因 作業内容
2019年2月 太田区(東京) 倉庫内 溶接 5階建て冷凍冷蔵倉庫で、冷凍機の配管の溶接作業中にポリウレタンフォームに引火し、5階の約660m2が焼け、作業員3人が煙を吸うなどして死亡した。
2018年7月 多摩市(東京) 建屋全焼 溶断 建築中のオフィスビルで鉄骨を溶断中、溶断火花が床の隙間に落下し、下の階の天井に施行されていた吹付ウレタンに引火した。5名死亡。
2017年6月 江東区(東京) 倉庫内 溶断 解体中の4階建て物流センターで、鉄骨の溶断作業中に火花が内壁の吹付硬質ポリウレタンフォームに引火し、約5000m2を焼失した。作業員1名負傷。
2015年4月 苫小牧市(北海道) 壁、天井 溶接 きのこ工場で、パイプ補修工事時中、溶断火花が室内(壁・天井)のウレタンに着火し出火。約4,000㎡焼失。4名死亡。
2009年12月 高知市(高知) 壁、天井 溶接 マンション新築工事で1階溶接作業中に天井や壁に吹付けられた断熱材に引火した。1名死亡。
2009年6月 神戸市(兵庫) 天井 設備からの出火 製粉工場で、フィルタータンクから出火し、そこから噴出した火炎により天井のサンドイッチパネルに充填されている断熱材に着火した。消防士1名死亡。
2008年8月 青森市(青森) 壁、天井 溶接 りんご貯蔵施設新築工事で、溶接作業中に、塗装材料に引火しその後壁の断熱材に着火し、11,000㎡焼失した。

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