硬質ポリウレタンフォームの安全性

原液が目に入ったり、皮膚についたり、あるいはガスを吸入した場合の応急処置はどうすればよいですか?

目に入った場合
激しく痛みがおこり、視力障害をおこすことがあります。たとえ少量でも目に入った場合には、ただちに洗眼器で少なくとも10分間以上洗って下さい。もし洗眼器がない場合はホースからゆっくり水を流すか、清潔な容器から水を注いで洗って下さい。洗眼の際には、「まぶた」を確実に開く事が大切です。洗眼後は必ず医師の診察を受けて下さい。

皮膚についた場合
ポリイソシアネート成分を皮膚につけたままにしておくと、赤く腫れて水疱ができることがあります。従って、皮膚についた時には、直ちに大量の水と石鹸で完全に洗い落として下さい。ポリイソシアネート成分が多量に付着した場合は、シャワーを浴び、かつ石鹸で十分に洗い流し、さらに流水で水洗いして下さい。その後アルコール水でさらに患部を洗い、医師の診察を受けて下さい。ポリオール成分の場合も同様に処置して下さい。

ガスを吸入した場合
鼻または上気道をポリイソシアネート成分蒸気に繰り返しさらすと、慢性の炎症をおこします。敏感な人は、気管支のけいれんから呼吸困難になることもあります。ガスを吸入した場合、吸入した人を直ちに汚染されていない新鮮な空気の場所に移して下さい。吸入の程度が軽い場合、汚染されていない場所に移動させるだけでも良いですが、酸素吸入を行うと良いでしょう。この場合頭を低くし、横または仰向けに寝かせ、体の保温につとめて下さい。多量に吸入して作業員が倒れたら、直ちに汚染されていない新鮮な空気の場所に運んで人工呼吸を行い、医師を呼んで下さい。

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