燃焼特性

低燃焼性ポリウレタンフォームとはどのようなものですか?

軟質ポリウレタンフォームは他のプラスチックと同様に有機物ですから本質的には燃えます。(消防法の可燃物に分類されます。)
低燃焼性ポリウレタンフォームといわれるものはいろいろな方法を使って燃えにくくしたもので、一般に次の性質があります。

・火がつきにくい
・火がついても燃え拡がりにくい(燃焼速度が遅い)
・マッチのような小さな火源(炎)を取り去ると、炎が自然に消える

すなわち、低燃焼性ポリウレタンフォームといわれるものは用途に応じた燃焼試験を行い、低燃焼性と判定されたポリウレタンフォームであることを意味しており、試験の種類によって、その評価は異なります。

ポリウレタンフォームを含めて、プラスチックは有機合成物の宿命から、難燃性(燃焼性または耐炎性とも呼ばれる)といっても炎に長時間さらされ続けた場合、燃え出す可能性があり、コンクリートや鉄などの耐火性とは本質的にその意味する言葉が異なります。軟質ポリウレタンフォームにおける低燃焼性とは、炎の強さ、晒される時間に対して、どこまで耐えることができるかという程度を示しています。

Q&A

ページのトップ