燃焼特性

軟質ポリウレタンフォームを燃焼させたとき、煙の発生量は他のプラスチックと比較してどうですか?

煙の発生量は材料の組成・形態・燃焼温度・酸素濃度・周囲の条件等によってかなり違ってきます。ポリウレタンフォームの発煙量は、他のプラスチック材料などと比較しても、発煙量は決して多いと言うことはありません。

有機質の火災時に発生する煙量は火災に対する安全対策として最も重要なもののひとつに挙げられます。火災時に煙に暴露されることは、火災時の安全性に対する懸念事項であります。消防白書によれば、逃げ遅れによる死因は高い順位にあります。火災時の発煙により視野の低下、又煙の吸引、判断力・行動力の低下、さらに心理的不安も重なり、結果的に逃げ遅れを誘引し死に至るケースとなります。もし、火災が発生した場合には、初期消火に努める必要があります。

表23-1 各種プラスチックの発煙性

表23-2 発煙速度、表23-3 高分子材料の発煙性(最大減光係数)

図23-4 発煙量に対する加熱温度の影響
参考資料 Fact Sheet Risk Assessment of Smoke in Buildings ISOPA

Q&A

ページのトップ