燃焼特性

軟質ポリウレタンフォームは燃えやすいものですか?

一般に有機材料の引火点は230〜390℃、発火点は230〜530℃位です。軟質ポリウレタンフォーム(一例の測定値としての非難燃一般軟質フォーム)の引火点は288℃、発火点は456℃であり、木綿、新聞紙、松材等の天然材料や、アクリル・ナイロン等の合成衣料用繊維、ポリエチレン・ポリ塩化ビニル、ポリスチレンフォーム等のプラスチック製品とほぼ同域を示します。従って、これらと同様に、着火源無しで自然に発火するものではありません。

一般にフォーム体は固体樹脂に比べて熱慣性が小さくなるため、一旦着火するとその燃焼速度は速くなる傾向があります。ポリウレタンフォームも同様に、他の材料と比較して着火速度が特に速いわけではありませんが、小さい熱慣性によりフォーム内部での冷却効果が少なくなるため、燃焼が助長され爆燃現象を起こす恐れもあります。火気を近づけないようにして使用することが必要であります。

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