燃焼特性

ポリウレタンフォームとポリイソシアヌレートフォームの違いは何ですか。

ポリイソシアヌレートフォームは、過剰量のイソシアネートと特殊触媒を用いて一部イソシアヌレート環状構造にすることで、耐炎性や耐熱性を高めています。この環状構造を多く含めば、それだけ燃えにくくなりますが、欠点として脆くなりやすく実用に耐えられなくなります。そこでポリウレタンの良さを生かしたウレタン変性ポリイソシアヌレートフォームが実際には使用されています。これを一般にポリイソシアヌレートフォームと呼んでいます。

イソシアヌレートフォーム

ポリウレタンフォームとポリイソシアヌレートフォームの燃焼性の差は明らかで、以下のような試験比較データがあります。ポリイソシアヌレートフォームは燃えにくく、ポリウレタンフォームに比べて発熱量、発熱速度は小さくなっています。

発熱量、発熱速度

引用文献:
1) コーンカロリーメータ試験 PB Report92-123033,p.88(1991)
2) OSU試験 Journal of Thermal Insulation,6,169(1983)

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