硬質ポリウレタンフォーム資料

【フォーム】吹付け硬質ウレタンフォーム ノンフロン化宣言とノンフロン識別方法について

 2010年1月26日に日本ウレタン工業協会として「ノンフロン化宣言」を実施しました。この宣言に伴い、ウレタンフォーム工業会において、現場におけるフロン発泡品とノンフロン品の識別を明確にする為に下記の通りウレタンフォームの色の変更を実施する事になりました。
ご理解、ご協力の程、宜しくお願いいたします。
 
1.ノンフロン化宣言について
1)主旨
 このノンフロン化宣言は、住宅向けの吹付け硬質ウレタンフォームを対象としたものです(非住宅分野特に冷蔵・冷凍倉庫分野でのノンフロン技術が未構築となっているため)。ノンフロン化目標時期は2010年8月としています。
2)背景
 吹付け硬質ウレタンフォームには、発泡剤として現在HFC(ハイドロフルオロカーボン)が主に使用されています。このHFCはオゾン層破壊物質ではありませんが、地球温暖化効果が高く強く削減が求められています。京都議定書目標達成計画に断熱材のノンフロン化が明記され、グリーン調達判断基準、公共建築工事標準仕様書、住宅エコポイント(エコリフォーム基準)等においてノンフロン化の政策が運用されています。
3)JIS追補による一部改訂
 JIS A 9526(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム)の見直しがされ、B種1を廃止することが決定され、現在経済産業省において審議されます。

2.ノンフロン識別について
1)現状のフォーム着色による識別

ノンフロン品はプレート印字で識別することになっていますが徹底されていない為、現場においてフォームをチェックしても、フロン品とノンフロン品の識別ができない状況にあります(難燃2級品は未開発)。
2)ノンフロン品を識別するための着色変更(案)
 識別目的
①現場管理においてノンフロン品であることの確認を容易にする。
②過失又は故意によりノンフロン指定現場においてフロン品が使用されることを防ぐ。

3.今後の予定
 着色変更開始時期見込 8月以降順次、各原液供給メーカーで実施。

PDF(ノンフロン化推進パンフレット) PDF(ノンフロン化推進パンフレット) ダウンロード

資料

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